2015年5月14日木曜日

随聞記「日々時々を勤むべき也」

学道の人は後日を待って、行道せんと思ふことなかれ。只今日今時を過ごさずして、日々時々を勤むべき也。

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仏法を行ずる人間は、後で修行しよう、行を積もうと考えてはならない。今の時間をむなしく過ごすことはせずに、毎日、毎時をしっかりと勤めるべきである。

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仏道は生き方であるから、何もかしこまっていついつから実践しよう、と目標を立てるようなものではないということだろう。そう、毎日のどの瞬間も仏法の中に生きていることは間違いないのだから、いかに仏法に沿った生き方をしていくか、常に念頭に置いて身を振ることが大切である。

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