2015年5月14日木曜日

仏法の最重要概念 「縁」

原因があって結果があると、普通は考えてしまうのですが、じつはそうではなかったのですね。因と果のあいだに縁が入っていたのです。因、縁、果、と三つが結びついていなければならなかったのでした。(略)
でも、普通は「因果関係」「因果な話」などといっています。これはいちばん大切な中間の『縁』を省いてしまっているこということになります。そこで「縁」なのですが、これはじつに複雑で、深くて、広くて、遠くて、これこれしかじかだと簡単に説明で生きるような代物ではありません。なぜなら人間は、人間が始まったときから、いや宇宙が創られたときから、縁の中でしか生きられなかったし、これからも縁をはずしては生きられないからです。


りんりんと生きる/酒井大岳/家の光協会

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