2015年5月14日木曜日

死の夢

昨夜は、2時過ぎに床について眠ってすぐに子供がお漏らしした、と起こされて対応したりと落ちつかない状況がそうさせたのか、異常に具体的な自分の死の夢を見た。
最近の長引く咳がやはり悪い病気だったという展開で、肺癌なのだ。
食事ができず、体ももはや思うように動かない。
問題は死に直面した自分の感情のリアルさである。
だんだん呼吸ができなくなってくると言われ(誰がそういうのかは不明)、肺の中の息苦しさが増してくる。
もう眼の前に死が迫っているのだ。
感情の第一は、呼吸困難を眼の前にした壮絶な恐怖心である。
苦しみへの恐怖でいてもたってもいられないという感情が全身を支配する。
次には36年はあまりに短かった、こんな終わり方でいいのだろうか?という悲しみ、それにあわせて、幼い子たちの悲しみに何もできないという無力感とやはり大変な悲しみの感情である。
そして仏法にすがるしかないと心構えをしていたにもかかわらず、自分の信心の浅さへの後悔を身にしみ、起きると、まだ5時半であった。
生をあきらめ死をあきらめるには、普段の自分の甘えた生死感では話にならないと、まさに自覚のための夢であったとつくづく思った次第である。

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