2015年5月14日木曜日

突き当たっても動揺しない

「友松圓諦師は『法句経をよむ』のなかでこうおっしゃっています。「ちょっと足を踏み外して、自分で転んでも、相当なけがをする。自分がやったことだからさほど騒がない。自分一人で泣きべそかいて、それで納まってしまうのである。ところが、それがちょっと他人の足にひっかかって転んだりする。かっとして因縁をつける。何も相手は先方を転がそうとして足を出したのではない。ほんのちょっとしたはずみである。お互いに詫びあってすませばすむこと、何も騒ぎ立てることはあるまい(略)」丹田(下っ腹)にこのような考えを据えておくと、何かに突き当たってもそれほど動揺しないですむかと思われます。」

金子みすゞの詩と仏教/酒井大岳/大法輪閣

0 件のコメント:

コメントを投稿