2016年7月17日日曜日

久留米市の寺町参拝

7月17日は、玉名市の役目を終えてから久留米市へ移動して、石橋美術館で「石橋美術館物語」の特別展を観た後、中央公園ののどかな中を通過して、やはり寺町に足を延ばした。

・真教寺:真宗大谷派
  メールだラインだとおかしな標語が掲げてある。佇まいは真宗らしくなく、古めかしさが残っている。
・浄顕寺:真宗大谷派
  入口の花が美しい。この時期、この浄顕寺の花が唯一だった。
・西方寺:浄土宗
  「草木がお日さまを目指すように夢や希望へ伸びてゆこう」が標語。仏教である必要がない…。    
・誓行寺:浄土真宗
  この浄土真宗の寺も重厚な佇まいで、真宗らしくない。
  阿弥陀経を唱える声が、男女子供の靴が並ぶ本堂から聞こえている。
・妙正寺:日蓮宗
  入口の標語が傾いてしまっている。
・妙蓮寺:浄土真宗
  小さな浄土真宗らしいアットホームな佇まい。
・正覚寺:曹洞宗
  本堂が奥まった位置にあり、山道・山門という作りになっているが、小さい寺。
・千栄禅寺:曹洞宗
  1610年開山たが、ブリヂストンの石橋正次郎さんが寄進改築を行った結果、したことからか、石橋美術館ばりの洋風レンガづくりの寺院で、曹洞宗でこのような佇まいの寺院は初めて観た。衝撃的だった。本堂内にはステンドグラスを想起させる色ガラスさえあり、ほとんど教会という様相である。
・妙禅寺:日蓮宗
  入口のアルミサッシのドアが安っぽく見える。
・善福寺:浄土宗
  水子地蔵尊と入口にある。本堂は新興教団をイメージさせるような建物。
・徳雲寺:臨済宗
  珍しく、壇信徒以外は立ち入り禁止を掲げている。観音像が目に入り、三十三観音霊場とある。
・遍照院:真言宗
  庭園が有名らしいが、かなり手入れが悪く、一番廃れた怪しさがあった。八年前のガイドブックでは寺町の代表寺院がこれだった。寛政の三奇人の一人高山彦九郎の墓地あり。 
・少林寺:臨済宗
  少林禅寺とも。
・医王寺:真言宗
  奥まった位置にある独自の雰囲気をもつ。弘法大師像が目立つ。
・本泰寺:日蓮宗
  神社のような赤い山門が目立つ
・宗安寺:浄土宗
  壇信徒が次々やってきて、一番賑やかだった。
・心光寺:浄土宗 
  地味。
  
30度を超える中、一万歩以上を歩いて17のすべての寺町の寺院を参拝した。

2016年7月16日土曜日

博多の寺巡り

熊本は玉名市の出張で博多に前泊。

7月16日朝、博多の寺町を散策。
ホテルアクティブ!博多から、博多区役所を通過して北上していくと、藤田公園という蝉の鳴き声で何も聞こえなくなるような公園の前を通り越し、承天寺通りに。
ここだけが見事な風情でとても落ち着く。かなり新しく奇麗にされた感はあるが、清々しい。
・承天禅寺:臨済宗
  承天寺ともいう。風情ある広々した佇まい。壇信徒のみ入れる石庭も入り口から覗いて撮影。
・乳峰禅寺:臨済宗東福寺派
  寺の名称に乳の漢字は珍しい印象。臨済宗らしく上から目線で入口の標語は気にくわない。
・妙楽寺:
  妙楽禅寺とも。名士の墓が多いらしい。ういろう伝来の地という石碑があった。
・圓覚寺:臨済宗
  円覚禅寺とも。鎌倉の寺と同名。
・聖福寺:臨済宗
  なんと建仁寺以外に栄西禅師が建てた寺が博多にあったとは。建仁寺派から現在は妙心寺派とのこと。
  大きな構えで建物も庭も美しいのだか、あちこちに「写真の無断撮影は禁止する」というのがいけない。誰もいないので、当然撮影したが。
・東長寺:真言宗空海創建とされる。
  平成4年に国内最大級とのうたい文句で「福岡大仏」を安置したが、観光集客目的丸出しだったので、寄らず。真言宗らしい節操のなさと派手さが、周辺の臨済宗寺院と一線を画していた。

チェックアウトに間に合うようにホテルに戻ったのが10時。新玉名へ。