仏の言葉たる「真言」。真言宗の中でも最も重視されるのがこの二十三字の光明真言です。
光明真言は真言宗のみならず、天台系、禅系でも読誦されているポピュラーなものです。
空海(弘法大師)は「真言は不思議なり。観誦(かんじゅ)すれば無明を除く、一字に千里を含み、即身に法如を証す」と述べたといわれています。
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【光明真言】
おん あぼきゃ べいろしゃのう
まかぼだら まにはんどま
じんばら はらばりたや うん
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真言宗ではこれを繰り返し繰り返し唱えています。
思うに、真言宗の読経の感じが、一番坊さんが悦に入っているような一種呪術的印象を与えます。
これはこれで、本来の仏教と言うよりも、呪術的な方面に発展した仏教の別なる形ともいえそうで、何ともユニークであります。
「遜文侍の仏道世界」
「経文を知る」
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