2015年5月14日木曜日

3年半ぶりの新経文暗唱

長いブランクであった。
2006年に34つ目の経文を覚えたところで、もはや精根尽き果てたか、全くそのあとは聞けども詠めども、経文を覚えることができなくなった。

頭が飽和状態に至ったようであった。

それから色々とあって、仏法自体が自分から遠のいた時期もあった。
覚えた34のうち、半分以上を忘れてしまったことに気づいたときは、驚愕し、何のための読経修行であったのかと、あらためて徹底的に復習をした。

そして何とかほとんどを復活できたのが、2009年の冬のことである。

あらためて、以前挫折した「妙法蓮華経如来神力品」にとりかかったが、どうにもコツが戻ってこない。

そんな中、この8月冒頭に39度の熱が4日間続いた、大変な状況に陥った。
しかし、人間何が幸いするかわからないものである。
その高熱が小康状態の時に唯一真剣に集中できたのが、経文への挑戦であり、そのときに今まで全く進まなかったこの「如来神力品」と「御文章:末代無智の章」が頭に入ってきたのである。

なんと、前の経文から約3年半の月日を必要としたのであった。

実に感慨深い瞬間だった。
その病から覚めて、まだ不完全なこの諳唱が、ようやく板に付いたのが今日のことである。

これからも「受持読誦」である。

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