2004年12月17日金曜日

一切の有情はみなもて世世生生の父母兄弟なり

一切の有情はみなもて世世生生の父母兄弟なり
歎異抄第五節において親鸞は地球上のあらゆる者は自分の父母兄弟だと言っている。 
人口統計学上、先祖の数を数えると、10代前(約350年前)で1024人、700年前(蒙古襲来時)には104万8千人、菅原道真の時代(1050年前)では10億7千万人、聖徳太子(1400年前)には、何と1兆1千万人となる。その頃の総人口は500万人であることを考えると、祖先は皆血縁関係となる。
計算上では25代前(875年前)平安時代末期に共通の祖先となる。
むかつく人間、邪魔な人間、合わない人間と衝突することは日常茶飯事です。腹を立てて取り返しのつかない行動に出てしまう前に、一度立ち止まって考えます。この「先祖共通説」は大変に有効です。皆家族のようにどこかで繋がっていると思うことが大事です。誰にでも親切にしたいと思う気持ちを蘇らせたいものです。歎異抄(2004/12/17)

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