2006年7月6日木曜日

【破地獄偈】

短くも「地獄」を破る偈文というだけに、見事仏法のエッセンスが凝縮されています。
もし過去現在未来の仏(つまりこの世の道理)を知りたければ、仏法の性質を見定めよといいいます。そして「地獄」とは「すべては心が造っている」ものに過ぎない・・・。
心が乱れたときは、すぐにもこの言葉を思い起こすことが大きな功徳を与えてくれるといえましょう。
お盆の先祖供養に読誦することにどんな意味があるのか、もう一つ不明ですが。
仏法はこの経文に限らず皆そうですが、追善供養という仏法に関係ないところ話ではなく、自己を見詰めるときに必要となるのです。


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若人欲了知
三世一切佛
應觀法界性
一切唯心造

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新たに購入した浄土宗CDからの第一弾。浄土宗は木魚の裏打ちに加えて、読誦のスピードの遅さが特徴かも知れません。20字の中に深い響きがあり、これも自分によく響いてくる経文のひとつとなりました。(2006/06/19)

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