2006年7月3日月曜日

【七仏通戒偈】

仏教を一言で言うとこれです。
「悪い事はしない。善い事をする。すると心は清らかになる。これが仏の教え。」
何とストレートな話でしょうか。

七つの仏が十三仏真言のようには出てこないが・・と思っていたが、これは釈尊の前の仏(釈尊が七番目)から釈尊まで七台に渡って面々と行持されてきた教えですよ、という意味での「七仏通戒偈」であることがわかりました。
ということですから、最後の行は「ぜしょ・ぶっきょう」ではなく、「ぜ・しょぶつ・きょう」です。

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諸悪莫作
衆善奉行
自浄其意
是諸仏教

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今更ここでなぜこの経文・・?というくらいに、仏教宗派どころか大乗・小乗も貫いての根本の教えがこれであります。「悪いことするな、いい事しろ、すると心が清らかになる。これが仏の教え」という強烈な単純メッセージは、子どもへの道徳観植え付けと何ら変わらないようですが、やはり行き着くところはこれしかないのでしょう。これは音のもっていない唯一の暗記お経です。(2006/06/02)

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